総長・理事長ご挨拶
同志社は1875年(明治8年)11月29日、新島襄により生徒8名、教員2名の英学校として京都の地に創立されました。以来、キリスト教主義を徳育の基本とし、「教育あり、知識あり、品行ある」「一国の良心」ともいうべき人々の養成をめざして今日まで歩んでまいりました。そして、2025年に創立150周年を迎えます。
学校法人同志社は、「幼稚園ヨリ大学ニ至ル」一貫教育の確立を切望していた創立者新島襄の夢を実現し、現在、14の学部と14の大学院研究科および2つの専門職大学院を擁する同志社大学、6つの学部と5つの大学院研究科を擁する女子大学、4つの高等学校、4つの中学校、2つの小学校、1つの幼稚園、1つのインターナショナルスクールを含む14の学校を運営しており、同志社で学ぶ学生・生徒・児童・園児は4万人を超えております。
この間、建学の理念であるキリスト教主義、自由主義および国際主義を基礎とした良心教育の精神を活かした私学であり続けるため、時代のニーズに即応した教育改革の推進に努め、多数の有為な人物を世界の各地各界に輩出し、わが国有数の私学としてその使命を果たしてまいりました。
これもひとえに社会各層の深いご理解とご父母、卒業生、篤志家のみなさま方の温かいご支援、ご尽力の賜物であり、深く感謝いたしております。
同志社は、来る2025年の創立150周年を更なる飛躍のための契機として、今後も社会の要請に応えながら、世界水準の研究・教育を展開し、同志社の教学の理念のもとに、将来にわたって「良心の全身に充満した」人物を育成して、世界とわが国に貢献するものとならなければならないと考えております。
つきましては諸事ご多端の折り、まことに恐縮に存じますが、同志社が実現しようとする教育理念とこの念願を深くご理解くださいまして、同志社創立150周年記念募金になにとぞご支援を賜りますよう心からお願い申しあげます。